昔からオヤジは陽気な性格、
母さんはとてもオヤジを愛していて、きっと幸せだったんだと思う。
幼稚園児の頃からヤンチャで怒られることが多かった。
小学生の時には詳細書けないが、大事件とも言える事件を起こした時、
母さんが学校に来て涙を流して謝っていた。
俺は幼かったからか、母親の涙の意味なんてわからなかった。
後から母親に初めて殴られたことを覚えてる。
殴られた瞬間に更に母親の涙がとめどなく溢れたことも、強く印象に残ってる。
正直すまない。
無理しないで寝てね!!
一応スペック
俺・・・現在27歳。キモメン以上フツメン未満。
母さん・・・46歳。優しい。料理上手い。自然好き。趣味は家庭菜園。
オヤジ・・・陽気。ただのアホ。口癖は「なんくるないさー」。しかし生まれも育ちも関西。
書き溜めするべきだったね。
ある時、町内会で温泉旅行の企画が立てられた。
こういうイベントはいつもオヤジと一緒に行っていた。
なぜか母さんはいつだって家で留守番をしている。
町内の他の子供は母親がついてきてくれているのに、とても寂しかった思い出があった。
どうしても今回の温泉旅行には行きたい。俺は元々ワガママを言う子供ではなかったと思う。
しかし、オヤジが出張中で母親についてきて欲しいとせがんだ。
遅くても待ってるぜ
かわりにワザワザ親戚の叔父さんを呼んで、一緒についてきてくれることになったんだ。
「お母さんは僕のことが嫌いなのかな」って叔父さんに言ったら何故か凄い剣幕で怒られた。
幼心にとても怖い経験だったなぁ。
母さんは親戚と疎遠だった。
というより、母さん一人が親戚に嫌われている感じだった。
・あの人(母さん)と話してはいけません!と自分の子供に諭す。
・まるでゴミでも見るような目(今にするとそう感じる)
・母さんの母親が死んだ時、葬式から追い出される。
・年賀状なんて一通も無し。
・オヤジが堅い仕事で蓄えもあることを知るや否や、金の無心。しかし断ると「金の亡者」などと痛烈なバッシング。
だが今は、親戚連中は子供の俺にはその理由がわからないように気を遣っていたんじゃないかって思うようになった。
「なんでお母さんはいじめられてるの?」と聞いたことがあった。
子供残酷w
結局どんなに聞いても、「本当は仲良しなのよ」と母さんはずっと笑っていた。
陽気なオヤジもその時は暗い顔をしていた。
今夜は寝れなそうだぞwwww
両親は俺に愛情を注いでくれていたし、それは可愛がってくれたもんだ。
月々の貯蓄を残して、それ以上は使わない!が家訓であった我が家。
俺がどうしても欲しい教材があった時、母さんは臨時のパートに出てまでして教材を買ってくれた。
そんな親の期待を裏切らないように必死で勉強して、
公立学区内でトップの高校に進学することになった。
その時は母さんもオヤジも顔グシャグシャにして喜んで、
胴上げしなきゃ!とか言い出して、マンションの他家庭の人に人手頼んでまで俺を胴上げしてきやがったw
テラ非常識w近所迷惑ww
・両親の寝室には決して入らない
・ケンカは必ず話し合いで解決する
・その日学校、職場、家であったことはできるだけ話す
そして
・朝の30分、夜の30分、絶対に使ってはいけない部屋がある
中学の頃の部活は水泳部だった。
俺は母親みたいに料理が上手くなりたくて、料理クラブに入りたかったのだが、
母さんが許してくれなかった。
オヤジは「好きなことをやらせてやれ」と言うが
母さんは「もっと男らしく強くなれることをやりなさい!」と運動部を強く勧めてきた。
その夜は、オヤジと母さんが大喧嘩になり、夜中までオヤジの怒鳴り声が聞こえてきた。
ワンワンと泣く母さんの泣き声も聞こえてきた。
陽気なオヤジの怒鳴り声なんて聞いたことがなかった俺はずっと怯えていた。
母さんが運動部を勧めるのには理由があった。
運動自体があまり好きではない俺は体も強くならず学校も休みがちで、
体調のすぐれない俺を母さんはいつもいつもずっと夜遅くまで看病してくれていた。
でも、運動部の理由はそれだけじゃなかった。
場所は某避暑地。
俺はとてもうかれていた。
家族での旅行では、色々な所に行ったが、こういったアウトドア?っぽいのはなく、
オヤジと毎日釣り、BBQ、テニスなどの計画を練って、ずっと楽しみにしてきた。
オヤジは都心に勤めているので、車を持っていなかった。
レンタカーを借り、初めてのオヤジの運転に乗った。
免許持っていない俺でもわかる運転の危うさw
しかしそれも旅のスパイス。
三人で歌を歌いながら、目的地を目指していた。
高校生にもなって家族仲良すぎw
思えば反抗期なんてものはそれまでの人生でなかったように思う。
オヤジのことを愛していたし、母さんのことも愛していた。
母さんは夜のカレーの食材を買いに。
いい感じで汗をかいて戻ってきたら、楽しいカレー作りの始まり。
包丁なんて持ったことないオヤジはおもいっきり指切ってたw
「ニンジンも赤いから多少血がついても問題ないだろ」
とかワケのわからんこと言うオヤジw
「やべ・・タマネギで涙出てきた・・・ゴーグル取って」
小学生かオヤジw
とても美味しかったのを覚えている。
でも、その食事を最後に向こう三年間、家族で食卓を囲むことはなかった。
旅先で浮かれていたんだろう。
俺は我が家の禁を犯してしまった。
コテージの中は入り組んでいて、どこに何があるかわからない。
トイレに向かった俺がドアを開く。
そこには母さんがいた。
母さんの股間に
見慣れた物がついていた。
とりあえず叫んだ。
後から聞いたが、30秒くらい叫んでたらしい。
それくらいのパニックに陥っていた。
何がなんだかわからなくなった俺は、飛び出して行ってしまった。
外は真っ暗闇だった。
だが、ワケがわからなくて、叫びながら走った。
本当に頭がおかしくなっていたと思う
そのパニックが、走っている内に両親への嫌悪感に変わっていった。
ダメだ、あそこにはもう帰れない。
そう思いながら、とにかく走った。
同時に、今まで親戚の態度がおかしかったことの理由を理解した。
親戚が決して母さんのことを「名前」で呼ばなかったこと。
虫を見るような目で見ていたこと。
母さんに風呂に入れてもらった記憶がないこと。
大勢のイベントに参加したがらないこと。
空腹感もあったが、それどころではなかった。
しかしそこは人間。食べなきゃ死ぬ。そして食べたいという気持ちもある。
財布はコテージに置いてある。ポケットには数枚の小銭。
200円くらいだった記憶がある。
コンビニでおにぎりを買う。
公園で水を飲む。
涙が止まらなかった。
現実と向き合って、家族と話すことから逃げたかった。
オヤジは?本当のオヤジなのか?
もう何も考えたくなかったけど、ずっと頭が堂々巡りを起こしていた。
限界に腹が減っていたんだろう。
中を様子見した。
なんだ!爺さん婆さんの店じゃねぇか!
食い終わったらすぐ逃げてやろうと思った。
犯罪なんて関係ない。
もう俺はあそこ(家)から逃げ出すんだ。
必死だった。
母さんは隠すことに必死だった。ありとあらゆる策を講じていたんじゃないかな。
そんな頭がおかしい状態だったが、妙に冷静ではあった。
極度の空腹だったから、重い物は避けないと・・・なんて考えてたのを思い出す。
テレビを見る。
バラエティ番組をやっていた。
馬鹿笑いしているタレントを見て妙に腹が立った。
「和風定食です」婆さんがメシを持ってきた。
吐き出せ吐き出せ
食べる。
今両親は何をしているだろうか。
母さんは泣き崩れているだろう。
オヤジは母さんを陽気に慰めて「真実は強い子だからすぐに帰ってくるさ」なんて言っていたんだろうと思う。
涙が出てきたが、グッと抑える。
食い終わった。頭の中は逃げることでいっぱいだった。
「オイ、坊主。隣いいか?」
今でもその言葉をハッキリ覚えている。
店主の爺さんだった。
「あ、はい・・・」嫌な予感というか、ヤバい、と思っていた。
「あのな、この料理はな、〜〜を使って、〜〜の味付けで・・・」
料理の話をし始める爺さん。
「んでな、俺は朝5時から起きて、仕込みをしてんだよ。つってもジジイだから朝はどのみち早いんだけどよ」
「・・・」早く逃げたかった。
「この定食一つ売って、純粋な利益なんて、ウン十円なんだよ」
こう言われた時、ドキッとした。
「オイ」
「・・・」何も言わずうつむいていた。
「今回は見逃してやる。金なんて持ってねぇんだろ?俺の奢りだ」
「だがな」
「決して甘やかしたりはしねぇ。200円だけ持たせてやる。どこかで親に電話しろ。親に心配かけてることへ責任を取れ」
今でもグッサリ心に突き刺さってる言葉。
俺はその200円でまたおにぎりを買った。
俺は爺さんの気持ちを裏切っていた。
次の飲食店で食い逃げをしてアッサリつかまった。
警察が手馴れた感じで淡々と事務をこなし、どうしても呼ばないでくれという俺の願いを無視して両親へ連絡をした。
未成年者への対応としては当然だった。
両親が迎えに来る。
今まで反抗したことなどなかった。
とても仲の良い家族だった。
罵声も汚い言葉も、使ったことさえなかった。
ただただ幸せな家庭だった。
だが、俺の母さんへの第一声は
「てめぇは近寄るんじゃねぇ」だった。
汚い体であるにも関わらず、風呂にも入らず、ずっと部屋にひきこもった。
学校へも行かない。
母さんと顔を合わせたくなかった俺は汚い話になるが、排泄物も部屋で済ませ、オヤジに処理させていた。
ずっと信じてきたものが、あの優しかった母さんが、ずっと騙し続けていたことにただただ絶望して、
世の中に希望なんて何もなかった。
俺は全く変わらず、引き篭もっていた。
時間の感覚もよくわからない。
それどころか、上手く喋れなくなっていた。
後からわかったがストレスと誰とも喋ってなかったのが原因だったらしい。
自分は誰の子かもわからない。
でも聞きたくないし、話したくもない。
こんな偽者の家族なんていらない。
どうすればいい?
どうすればこの現状を変えられる?
すごく自然に一つの結論に達した。
「そうだ。あの偽者の母親を殺せばいい」
夜中にコッソリ台所へ降りて、包丁を手にした。
本気で殺してやろうと思った。
その後でオヤジを問いただして、
もしもオヤジも本当の父親じゃないなら殺して、当面の金を奪って逃げようと思った。
家庭の禁の一つ、両親の寝室に入ってはならない、を破りドアを開けた。
以前はふっくらとしていた体型もガリガリに痩せ、
髪の毛もバサバサだった。
殺せなかった。
でも何か込み上げてきて、包丁で刺しまくった。
自分の腕を。
ウクッ・・・!!アアッ!!
みたいな声にならない声を上げていたらオヤジが起きた。
物凄い形相で俺を殴りつけてきた。
そこまで記憶があるが、どうもボコボコにやられたらしい。
気がついたら自室に寝かされてた。
でも少し冷静になっていた俺はボーっと何も考えずに窓の外を見てすごしていた。
数日後、オヤジが俺の部屋にやってきた。
当然俺はドアを開かない。
オヤジはドアを壊して入ってきた。
以前の俺ならここで発狂していただろう。
だが、何故か冷静だった。
オヤジの顔を横になりながら見て、涙がスーっと流れたのを覚えている。
でもそれを冷静に理解できる年頃でもなかっただろうし……
何かすげぇ切ない…
何かを言おうとしている俺に父さんが
「真実、本当のことが知りたいか?」
と聞いてきた。
俺は反応しなかった。
「真実、お前が本当のことを知りたいと思っても、今は話さない。だがな・・・」
オヤジがここで涙を流した。心がズキッと痛んだ。
「お前が母さんのことを考えて、今までのことを思い返して、許せる時が来たと思ったら俺から話す」
ということだった。
俺はそれから時間が経つにつれて、本当のことってのを知りたくなってきた。
まず、部屋を片付けてみた。
トイレにだけは行くようにしてみた。
少しずつ、オヤジと話すようにしてみた。
この一つ一つに一ヶ月以上の時間をかけて、こなすようにしてみた。
気がつけば、キャンプから二年が経っていた。
元々自分で言うのもなんだが、割と社交的だった俺は友達も少なからずいて、
友達からずっともらっていたメールにも返信するようになった。
オヤジに対しても猜疑心はある。
しかしいつしか自然に話せるようになっていた。
しかし笑顔はやはり無かった。
さすがに怒る。勝手に入ってくるなよ・・・などと言っていたら
何も言わずにベッドに無言で座る。
パラパラとページをめくる。
そこには俺の成長の記録が記されていた。
俺が体調を崩して気が気でなかったこと、
何を与えればいいのかわからなくて、勉強したことのメモ、
初めて立った日のこと、
顔立ちが自分に似てきた、だの書いてあった。
一番は母乳が出ないってことが多く書いてあったかなw
自分の子じゃねぇんだから、似てくるわけねぇだろ・・・とか思いながら見ていた。
【激写】山本彩がメスの顔になった瞬間を撮られてしまうwwwww
【画像】高校女子陸上部の専属マッサージ師になった結果wwwwwwwwww
【画像】女を喜ばせる最高のテクニックが話題にwwwwwwwwwww
【悲報】最低賃金1000円の実現でこれから日本で起きるヤバすぎる現実がこちら・・・・
声出して笑ったgifwwwwwwwwwwwww
【画像】東京の超高級マンション凄すぎwwwwwwww
俺は職場で寝るぜ・・・とかまずいかw
別の本を渡された。
そっちには決して人には見せられない悩みの日記が記されていた。
いつか言わなくてはいけない・・・
自分みたいになって欲しくないから絶対に運動部に入って男らしくなってほしい・・・
なんで自分は女に生まれなかったのか・・・
真実は軽蔑するだろうな・・・
気がついたら音読してたのw
ボロボロ涙出てきて、許せない気持ちと、でも母さんは愛してくれてたってのがわかって、
ずっとオヤジと二人で泣いてた。
それからまたしばらくして、母さんに会いたくなってしまった。
でもキッカケがなかなか訪れない。
自分からは会いに行きたくないし、会っても悪態ついてしまうだろうなって思ってた。
ある日の夜、オヤジが歩いてる音がしてドアを静かに開けた。
何のご縁があって夫婦になったんだろう?
>>1無理しないで続けてね
時間が止まった。
最近は俺が徐々に元に戻っていたこともあり、母さんも元の綺麗な母さんに戻っていた。
少し安心してくれてたんだろう。
数秒間何も言わずに目が合っていた。
すごく長い時間に感じたけど数秒間だったんだろう。
かれこれ、マトモに顔を合わせるのは二年ぶり?くらいだった。
「まこt・・・」母さんが言いかけた途端に
涙腺が決壊してボロボロになって出た言葉が
「母さん、今日はカレーが食べたい」だった
この言葉でついに俺の涙腺が決壊した
高校を辞めていた俺は、必死に勉強して、大学に進学した。
大学に進学するまでが人生で一番大変だったと思うw
なんせ外に出るのがとても怖い。
あの逃げ出した夜がトラウマだったんだと思う。
外に出ると
それじゃ行こう⇒ドコへ?⇒何の為に?⇒そうだ、逃げなきゃ
って気持ちになってしまい、予備校をサボったことも多々あった。
本当のことを聞くのは怖い。
じゃあ忘れた方がいいんじゃないかって。
大学に入ったら新たな友達ができた。
充実していたのかな?きっとしていたと思う。
彼女もできたし、初めての行為もした。
でも、その行為っていうもの自体に嫌悪感を抱くようになっていた。
なぜなら、男女を強く意識してしまうから。
そして迎えた成人式の日。
オヤジに誘われて釣りに行った。
オヤジが真面目な話する時は大体釣りに誘ってくるw
きっと今日はあの話なんだろうと思って釣りへ出かけた。
そんな日に限ってオヤジが空気を読まずにガンガン釣りやがるw
俺はほぼボウズに近かったwww
「オヤジ・・・なんか話あったんじゃないの?一旦休憩したら?」と聞いてみた。ヒマだったのでw
「釣れてる内は釣る!でないと機会損失が云々…」とか言い出し、結局話さないまま釣り終了w
釣った魚を捌いてもらった。
脱線するけど、これがまた美味い!
生もモチロン美味かったけど、炉辺の店だったから焼いてもらう。至福。
そんなこんなでいい感じに酔っ払った後にオヤジに本当のことを話された。
多分オヤジも酒の力を借りたかったんだろうな。
とかないよな…?
・俺とオヤジは血は繋がっているが、父親ではない。
・若くして死んでしまった親父の親類の子供が俺。
・本当の母親は、俺の父親が死んでしまった後に産むことを決意したが、俺を産んで死んでしまう。
・親戚の反対を押し切り、オヤジが俺を育てることを決意する
・俺の名前は、本当の両親の名前を一文字ずつ取って「真実」という名前にした
・オヤジは母さんのことを愛している。二人は俺を引き取る前から一緒に暮らしていた
・オヤジは女のことも好きw
お前さんに北条司のファミリーコンポを読むことを薦める
マジ良いぞ
こんど読んでみるぜ!
何よりも嬉しかったのは、俺の名前を考えたのは母さんだったということだった。
そして自分の子供のように愛してくれていたということを改めて知った。
家に帰ってから母さんのこと抱きしめた。
多分酒入ってなかったらできなかったと思うw
育ててくれたことにお礼を言いたかったけど
俺の為に母親で居続けてくれたことにお礼を言いたかったけど
野暮ったいし、恥ずかしいから何も言わないで抱きしめた
これは辛いなぁ
しかし親父まで実の父ではないとか・・・ホントドラマみたいだな
さぁwww
今度聞いてみるよwwwって聞けるかwwwww
俺は就職氷河期なんてなんのその!で無事に就職できた。
準大手の商社に勤め、安定した暮らしを送れるようになっていた。
恋人もいたし、それなりに充実した毎日だった。
それまでの恋人は、無理もないが、同性愛に対して寛容に思える人がいなかった為、誰にも家族の話はしていなかった。
ナギサは、とても明るい女の子だった。
活発で社交的で行動的。
そして何よりもカッコ良い女の子だった。
小柄で150センチしかないのだがバイクと車が大好きで、
愛車はフルカスタムされたスティード。
足が届かなくて道路の縁石に足を置いて停車してる姿がまた可愛いのなんのって。
あ、なんかすみません・・・
幼くして両親は他界し、まだ物心ついてなかったこともあり、祖父母が両親としてナギサを育ててきた。
祖父母がかなり若い。ナギサが産まれた時祖父母はまだ30代だった。
そのこともあり、自分の両親であることを疑わなかったそうだ。
「このことを知っているのは親類と真実だけ」
ナギサは何か俺に似た匂いを感じたのかはわからないが、ある日そう打ち明けてくれた。
というより偏見を持たれるのが怖かった。
偏見を持つような子じゃないってわかってるのに、ね。
でも俺はナギサのことがどんどん大好きになっていった。
でも結婚するとなると、俺の家庭事情をはなさないといけない。
でもどうしてもずっと一緒にいたい。
でもでもでも、と頭の中で葛藤が生まれていた。
一緒にドライブに行ったり、マッタリしたり、そんな時間がいつも心地良いと思ってくれてたようだ。
しかし、俺の態度が煮え切らないことに業を煮やしたようだ。
ある日話がある、と呼び出された。
「大阪に赴任することになったの。遠距離恋愛は私にはできないから。別れましょ」
でも前のように逃げるわけにはいかない。いい大人だ。
「その赴任はどうにかならないの!?」取り乱していたと思う。
俺はナギサの事が何よりも大事になっていたから。
大いに悩んだ。
どうすればいいんだろう、家族のことを打ち明けられない。
だから結婚してくれ、なんて言えない。
俺の元気の無さを察して母さんが言う
「真実、何かあったね??」
「別に・・・」
沈黙の続く食卓。
ドン!と母さんが食卓を叩く。行儀悪いなw
オヤジはポカーンww
「真実、我が家の家訓第二条は?」
「その日あったことはなるべく話すようにする・・・です」
俺は全て話した。
母さんは途中口を挟まず最後まで話を聞いてくれた。
ここ数年で母さんはとても強くなってきた。
「真実、母さん達がそんなに恥ずかしい?」
「母さん達は愛し合ってるし、素敵な家族だと思ってるよ?」
「真実が選んだ子に話すのは抵抗ある家族なの?」
「もしも、多少でも重荷に感じるなら、私たちのことを隠してその子と結婚してもいいのよ」
その日の夜、母さんの言葉を噛み締めて、決心した。
プロポーズしよう。
婚約指輪を買う為だ。
給料三か月分・・・というのが頭にあった。
何故か源泉徴収を握り締めてたw何の証明に使う気だww
そして普段余分な金は全て家に入れていた為、三ヶ月分の給料なんて手元に無かった。
俺は消費者金融で金を借りたw
両親出かけててそれどころじゃなかったw
俺もなんか焦ってたんだと思うw
ちゃんともう返したよ。
準備を終えてナギサを呼び出した。
「何?別れるって言ったでしょ?」
俺に迷いは無かった。
「俺はナギサと別れたくない。遠い所になんて行かないでずっと俺のそばにいてくれ。
俺は、お前と新しい家族を作りたい。俺の家族とも家族になって欲しい。だから、結婚してくれ。」
指輪を差し出しながら言った。
ナギサはしばらく黙った後・・・
「まずね、アンタ今日臭い。匂う。どんだけ汗かいてんの?
それと、服装も最悪!もうちょっとマシな服で言ってきてよね!
んで、道端ってなんなの!?お洒落なレストランでも予約しなさいよ!」
俺のHPがどんどん削られたww
「そこまで言わなくても・・・」
と俺が言うと、指輪奪い取られて薬指に付けて一言
「だって・・・一生に一回しかないじゃん・・・」
俺たちは結婚することになった。
クソワロタ
本当に幸せだった。
式場探したり、なんやかやで時間が経つのはあっと言う間で、
ついに俺の両親に合わせることになった。
予約していた料理屋で名前を告げる。
どうやら、両親は既に来ているようだ。
「緊張してきた・・・」と言うナギサと共に案内された席へ。
そこには・・・
俺の全く知らない人がいた。
母さんが男の格好をしてその場にいた。
それを理解した俺はナギサに紹介した。
「両親です」
驚いた顔をしているナギサ。
母さんはいつもの女にしか聞こえない声で自己紹介した。
「真実の母です。貴女に私のことを知ってもらうにはこれが手っ取り早いと思いました。」
オヤジは黙っていた。
これまでのこと、俺の生い立ち、家族のこと、全てを母さんはナギサに話した。
ナギサはうんうんと涙ながらに母さんの話を聞いていた。
最後に言った母さんの言葉は一生忘れないと思う
貴女も、真実と深い絆を結べるようなそんな家族にして下さい。
本物ではないかもしれないけど、それが母である私の願いです。」
俺は不思議と泣かなかった。
というよりグシャグシャに泣いてるオヤジを見てちょっと引いてたw
ただただ、この子と結婚するって決めて良かった。
この人が俺の母さんで良かった。って、ずっと思ってた。
これがこないだの日曜の話。
ともあれ俺は結婚することになり、ナギサの中には2ヶ月になる俺の子がいます。
二人で相談して、既に名前は決まっています。(早すぎですけど・・・w)
オヤジと母さんの名前から一文字ずつ取って「瑞樹」
俺の家族と同じように幸せな家庭を、ナギサと作っていこうと思う。
すいません。終わりです。
母さんがあまりにカッコ良くてスレ立ててしまいましたw
長文乱文失礼致しました。
ナギサ愛してる!!!!
以下好きなおにぎりの具
んでまた名前も両親から貰うってのも
男でも女でも通用するしな
両親から一文字ずつってのは渚が出した案なんです。
「その代わり、次の子は真実と私から取ろうね」っていう惚気話ww
素朴な質問だが
引きこもってる時の食事はどうしてた?
かーちゃんが作ったもの食ってたワケじゃないよな?
基本的にオヤジが用意してくれてた。
っても料理できない人間だったからコンビニ弁当だったりだけどね。
母さんが作った物なんて食いたくないとか言って困らせてたなぁ。
異常なんかねーよ
ちょっと珍しいだけだろ
むしろこんな家族愛に包まれた家庭がうらやましいわ
ここは絶対にあきらめちゃいけないところだぞ
3人の、そしてこれから生まれてくる子供のためにもがんばれ
あんたの経験と思いは、このスレの住民の心を動かしたように、
絶対にじーさんの心も動かせる
大丈夫、なんくるないさ
カーチャンカッケー
人が幸せを感じる時に自分も幸せを共有できるこの感じって何なんだろうな
お幸せにな
事情を察知して飯奢ってくれた定食屋のおじさん、店の場所なんかも覚えてるなら挨拶に行ってみたらどうかな。
落ち着いたら子供も一緒に、今の姿見たら嬉しいんじゃないかな。
きっと覚えてるよ、んで気にしてるよ、そんなもんだよ。
とにかく、乙でした。これから幸せにな。
【GIF】インドの高速道路、日本人ドライバーには無理wwwww
【画像】業務スーパーの牡蠣(800g)がヤバいwwwwwwwwwww
【画像】アメリカのデトロイトの現在がヤバすぎる・・・
【画像】この社員寮の飯が刑務所並に酷すぎる件wwwww
【動画】愛知で突然ヤバイやつに襲われるドラレコ、ガチで怖い
【画像】漫画家さん、いよいよ欲望をそのまま作品にしてしまう
【画像】父親が娘の彼氏を寝取り、32年間連れ添った夫と離婚へwww【えっ?】
【画像】LINE、世界での立ち位置がヤバかった件wwwwwwwwwwww
【悲報】道端アンジェリカと旦那、美人局だったと判明www怖すぎィ・・・
【画像】¥980の『ワークマン』の靴が最強すぎるwwwww
史上最悪の放送事故wwwwwwwwwwwwwwww
コメントの投稿