「一太郎」が「ワード」に奪われた地位、「マイクロソフトの戦略に敗れた」…それでも伝説の開発者はITの魅力に夢託す
2023/06/12 12:00 読売新聞
赤いパッケージに毛筆の書体で書かれた商品名。日本語ワープロソフト「一太郎」が、発売されたのは1985年8月28日だった。
34歳の時にこのソフトを開発した女性プログラマー浮川初子さん(72)には、痛快な思い出がある。
1万円札を同封した現金書留の山、山、山――。ネット通販がなかった時代、ソフトの購入代金が郵送で届き、金庫に入りきらないほどになった。
一太郎は、日本語の文章をパソコンで書くという行為を当たり前にした国産ソフトだ。パソコンの職場や家庭への普及を背景に、爆発的なヒットを記録した。
「日本一になれ」と願って名付けたソフトで、夫と2人で創業した「ジャストシステム」は、日本を代表するソフトウェア会社に成長した。ただし、話には続きがある。
ローマ字仮名入力、長文一気に変換…大ヒット
「本当によく稼いでくれました」。徳島市のソフトウェア開発会社「ジャストシステム」の専務で、プログラマーだった浮川初子さん(72)は、しみじみ語る。
1986年の春、当時35歳の初子さんは、徳島県の秘境・ 祖谷 渓谷を訪れていた。前年8月にワープロソフト「一太郎」を世に送り出し、その後に急ピッチで開発した新バージョンもようやく発売。社員をねぎらおうと、2歳年上の夫で社長の和宣さんと企画した2泊3日の社員旅行だった。
「大変なんです!」。宿泊先に電話があり、慌てて会社に戻った。新バージョンの購入を申し込む現金書留が殺到していたのだ。
1通につき1万円札が3枚。開封するハサミを持つ手がすり切れた。金庫に入りきらず、取引先銀行の行員が駆け付け、その場で札束を数えて持ち帰った。そんな日が何日も続いた。
「これに懲り、それからはカード払いにした」と、初子さんは笑う。
日本語の文書作成に主にワープロ専用機が使われていた当時、一太郎は、パソコンで同じことを可能にする画期的なソフトだった。
ローマ字での仮名入力、長い文章を一気に変換する「連文節変換」機能、頻出単語が上位にくる辞書――。ソフトの心臓部が「 ATOK 」と名付けた日本語入力システムのプログラムだ。ソフト本体から独立して動き、ATOKがあれば、他社のソフトでも日本語入力ができる。
※全文はリンク先で
>>1
一太郎の前身の太郎、その前のJS-WORDの話も省かずに書けよ
そもそも同世代で松とかテラクイーンとかワープロソフトいっぱいあったよな
EXCELとのセット販売戦略が有効だったな
>>2
Windows3.1のころはOffice滅茶苦茶安かったよね。
>>2
当時は、Lotus1-2-3だよ。
俺の親父はDOSの頃から一太郎使ってるらしい
M$の日本語変換は糞
Wordに変わっても暫くはATOKつかってたな。
当時のIMEは馬鹿すぎて使えなかったw
windows95の頃は一太郎がWORDに負けたんじゃなくて、LOTUS123がEXCELに負けたんだよな
DOS時代から一太郎使っていたが、一太郎とワードのどっちが使いやすいと言ったらダントツで一太郎。
まあこれは、一太郎と言うよりATOKが使いやすいに尽きるんだよな。IMEとか未だに糞過ぎるしww
一太郎、ATOKはほぼ使わなかったな
OASYS、OAK、松茸だった
Wordに切り替えた後も日本語変換にはATOK使ってたりしてたなあ
ジャストシステムってまだ生きながらえてんのけ?
何で生きていけてるのだろう?
>>263
ATOKが主力なんじゃないかな
でもショップでは包丁とか爪切りとか売っとるね
>>263
教育向けソフトでシェアを取ってる
一太郎は20年以上も前に完成されてたから、敢えて新しいバージョンを買うインセンティブが働かないんだよなあ
俺が最後に買ったのは一太郎13だよ、Windows10でいまだに使ってる
花子は買い直して花子2011だけど、花子13も軽いから平行して使ってる
ソフト棚調べたら『一太郎2015』は買ってたな
PC-9800用の『一太郎ダッシュ』もある。
『Microsoft Works 3.0』もあるわ